十国春秋卷七十四 楚八 列傳 孟駢
使者として恭孝王を説く
- 孟駢は廃王の幕府に居り、しばしば時々謀略を以て進言した。恭孝王が唐に藩を称すると、駢は廃王の指示を受けて往き、恭孝王に説いて言った、「公は父兄の讎を忘れ、北面して唐に事えるのは、袁譚が曹公に救いを求めたのと何が異なりましょうか」。
- 恭孝王がこれを斬ろうとすると、駢は言った、「古えは兵が交わっても使者はその間にあるものです。駢がもし死を惜しんでいたなら、どうしてここに来ましょうか。駢の言葉は潭人に私しているのではなく、実に公のためを図ったものです」。そこで釈放して帰した。