☰ メニュー
十国春秋卷六十六 南漢九 列傳 甘佃
甘佃
甘佃は象州の人で、家はもとより富裕であった。四方の困窮を告げる者は、そのつど嚢中の金を探ってこれに与え、望みに満ちて去らせた。
性質は特に霊異で、人が禍福を決してほしいと言えば、奇中しないことがなかった。ある日、隣里を集めて「私はもはや世を厭った」と告げ、そこで衆に修身・事親の大節を教え、言い終わると瞑目して逝った。
郷人はその姿を象って祠り、「甘大将」と号した。
← 十国春秋卷六十六 南漢九 列傳 黄勵
十国春秋卷六十六 南漢九 列傳 莫公 →