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十国春秋卷六十六 南漢九 列傳 莫公
莫公
莫公は、その名を失っている。別号を爽朗道人といい、家は韶州の富川県にあった。七歳にして母に辞して石巌の中に入り跏趺して静坐し、ついにその何をしているのか窺い知る者がなかった。
居人は相率いて巌の外で伺っていたが、ある夜、たちまち姿が見えなくなり、みな翀挙(羽化昇天)して去ったと考えた。
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