十国春秋卷六十五 南漢八 列傳 盧枝

盧枝

  • 盧枝は大寶十三年に招討使となり、兵を率いて騎田嶺を扼した。嶺は咽喉の地と呼ばれ、宋軍が来攻するもみな敗走した。
  • たまたま叛将の李廷珙が兵を率いて舂陵に出て平陽に屯し、枝の屯所を去ること百余里であったが、枝が堅く塁を守って相拒んでいると聞き、宋の帥、潘美に「枝の兵はみな廷珙のかつての部曲であり、忠を輸(いた)そうと望むこと久しい。これを招けば必ず下るであろう」と請うた。美はこれを許し、単騎で枝の兵を招いて降らせた。
  • 枝の兵は次第に解け去り、枝はついに退いて清遠を保ったが、塁を焼いて逃げた。