十国春秋卷六十五 南漢八 列傳 伍彦柔

伍彦柔

  • 伍彦柔という者は、正史にその爵位・郷里・世系が伝わっていない。
  • 大寶年間、宋の将、潘美が賀州を包囲したとき、後主は彦柔を遣わして兵を率いて賀州を救援させた。潘美は彦柔が来ると聞き、密かに奇兵を南岸に伏せ、三重の伏兵を設けてこれを待った。彦柔はそれを知らなかった。
  • 夜、南郷に泊まり舟を岸辺に着け、夜明けを待って弾(弾弓)を携えて岸に上がり、左右を四方に見回して自ら「敵は目中にあり」と思い、牀に踞して指揮し、頗る誇らしげな様子であった。
  • しばらくして伏兵が突然起こり、水陸ともに進撃した。彦柔の軍は大いに乱れ、彦柔は殺された。