十国春秋卷六十五 南漢八 列傳 潘崇徹

潘崇徹

  • 潘崇徹は咸寧の人である。初め髙祖に仕えて内侍省局丞となり、かなり兵書を読み、戦功を立てた。乾和年間、郴州を取って功があった。
  • 中宗はかつて大将の呉懐恩に桂州を討伐させ、これを平定させた。まもなく懐恩は召し還されて宿衛となり、崇徹にその任を代わらせた。
  • 後主の時、西北面都統に加えられ、一年余りして後主は崇徹をかなり疑い、薛崇譽をその軍に遣わして視察させた。崇譽は還って報告し、崇徹は日々伶人八百余人に錦繡を着せて玉笛を吹かせ、長夜の宴を張って軍政を顧みないと言った。後主は怒って召し還し、その兵権を奪った。これより崇徹は常に不満を抱くようになった。
  • 宋軍が国境に入ると、後主は再び崇徹を召して兵五万を領させ賀江を守らせたが、崇徹は力を尽くして働かず、ただ軍勢を擁して自らを保つばかりであった。
  • まもなく宋の将、潘美が英州・雄州の二州を克つと、崇徹はその軍勢を率いて宋に降った。宋の太祖は特にその罪を赦し、汝州別駕を授けた。崇徹はそこで卒した。