十国春秋卷六十三 南漢六 列傳 梁嵩

梁嵩

  • 梁嵩は潯州平南の人である。白龍元年、進士第一に挙げられ、官は翰林学士に至ったが、時に虐政多きを見て、母を養うために帰ることを乞い、「倚門望子賦」を献じてその志を見せた。高祖はこれを憐れみ、去ることを聴し、賜与された賚(たまもの)はみな却けて受けず、本州の一歳の丁賦を蠲(ゆる)すことを請い、これに従った。卒するに及んで、州の人はその徳に感じ歳ごとに祀って絶えることがなかった。あるいは嵩がかつて白馬に乗って東壕の墟に遊び渡し場を過ぎるときに溺れて死んだといい、今も白馬廟にその遺蹟があるという。