十国春秋卷五十三 後蜀六 列傳 石奉頵

蜀中の名将

  • 石奉頵は、一名を頵という。晋の高祖の一族である。出帝の時、鳳州防禦使の官にあった。広政十年、鳳州をもって後主に降り、そのまま蜀の名将となった。
  • 二十八年、宋の軍が国境に侵入すると、後主は群臣に策を問うたが、頵は「東軍は遠くから来ているので、その勢いは長くは続けられません。兵を集めて城を固く守りこれを疲弊させれば、敵兵はたちどころに退却するでしょう」と言った。後主はこれに従うことができず、頵はついにその後の消息が分からなくなった。