十国春秋卷四十三 列傳 劉賛

劉賛

  • 劉賛は(欠字)の人である。幼くして文才に乏しかったが、日々天に文才を授かるよう祈り、ふと小さな金の亀を一匹呑む夢を見ると、文章がにわかに上達した。乾徳年間、嘉州司馬の官に就いた。後主は荒淫で節度がなく、日々近臣の潘在迎らとみだらな宴を催していたので、賛は『陳後主三閣図』を献じ、あわせて歌を作ってこれを諷諫したが、後主はこれを咎めることはなかったものの、用いることもできなかった。まもなく学士に遷り、『玉堂集』若干巻があり、また『蜀国文英』八巻を編んだ。ある日、金の亀を吐き出して水に投げ込み、まもなく没した。