十国春秋卷三十一 南唐十七 列傳 徐熙

花木の彩

  • 徐熙は江寧の人である。代々江南の仕族で、識度は閒放(おおらか)で高雅をもって自任した。花木・禽魚・蝉蝶・蔬果を描くのに巧みであった。後主はその筆跡を大いに愛重した。熙は常に双絹の幅素の上に叢艶叠石を描き、傍らに薬苗を出し禽鳥・蜂蝉の妙を交え、後主の宮中の掛設の具に供し、これを「鋪殿花」と言い、次を「装堂花」と言った。