十国春秋卷十二 列傳 徐仲寶
徐仲寶
- 徐仲寶は長沙の人である。順義年間(921-926年)に舒城の令となり、その後さらに楽平の令に改められ、いずれも有能との評判があった。
- 仲寶が舒城にいたとき、家人と共に白い気が斜めに飛び去るのを見た。その中に何か物があるようで、仲寶の妻が手でそれをつかむと、玉のあげは蝶が一つ得られた。作りが精巧で、人々はその由来を計り知ることができなかった。
- 楽平にいた頃、家人はまた厠の竈の鼠の穴の中から多くの銭を見つけた。仲寶は人を率いてその場所を掘らせたところ、数尺の深さで白い雀が飛び出し、庭の木にとまった。その下から銭を百万銭にも至るまで得たが、銭が尽きると白雀は去っていった。当時、これは異事として語り伝えられた。