十国春秋卷十 列傳 韋建

武を用いて治を成す

  • 韋建は若くして太祖の軍中に居り、常に征討に従い、膂力をもって聞こえた。後に虔州に隷属して王綰の裨将となった。郡境は広く遠く、傍らに渓洞(未開の谷間の地)と接し群盗が満ちていたが、韋建は勇士を率い励まし、至るところで捕獲し、百姓はこれに頼った。
  • 官を重ねて諸軍都虞侯・左街使に遷り、出でて袁州刺史となった。韋建は書を知らなかったが、性は渾厚で清静に自ら処し、侵し撹すことがなく、郡中は大いに治まった。
  • 数年在職し、入って統軍事となり、睿帝に甚だ謹んで仕えた。南唐の禅代に際し、出でて武昌軍節度使となり、卒した。享年八十。