十国春秋卷十 列傳 王潛

選挙の制を整える

  • 王潛は廬州の人である。初め太祖の幕府に居り、高祖に仕えるに及んで官を歴任して左司郎中に至り、選事(官吏登用)を典(つかさど)った。
  • 喪乱の後、官はその守るべきを失い、甲簿(人事記録)も湮滅していたが、王潛はゆったりとして人を欵接(懇ろに応対)し、座に客が常に満ち、才に随って人を用いたので、人々はみな自ら得るところがあると感じた。徐知誥が宰相となって選抜に秩序があったのは、王潛の力である。