十国春秋卷九 列傳 蔣延徽
建州攻めに功ありて左遷さる
- 蔣延徽は太祖の婿である。臨川王の李濛と日頃から親しく、中書令の徐知誥は頗るこれを畏れ忌んだ。
- 太和の時、信州刺史であったが、ちょうど建州の土豪の呉光が閩の臣薛文傑に逼られ、衆万人を率いて来奔し、かつ兵を請うた。蒋延徽はその功を幸いとし、朝命を待たずに兵を率いて会し建州を攻めた。
- ほどなく閩の兵を浦城で破り、ついに建州城を囲んで陥落寸前になった。徐知誥は城を得た後に蒋延徽が李濛を奉じて興復を図ることを恐れ、使者を遣わしてこれを帰らせようとした。
- 閩の人はその勢いに乗じてこれを追い、蒋延徽の軍は敗れた。蒋延徽は右威衛大将軍に左遷された。