百戰奇略佚戰第五十六

  • 要旨: 勝利に慢心して油断してはならず、余裕があるときこそ厳重な備えを保つべきだと説く。

原則

  • 備えを怠らなければ患いはないとする。

史実に見る実践

  • 秦の王翦が楚討伐に六十万の大軍を率いた際、楚が全国の兵を挙げて対抗する中、王翦はあえて戦を避けて士卒を休養させ、共に食事をとるなど厚遇した。
  • 士卒が石投げや跳躍競技などの遊びに興じるまで戦意・体力が回復したのを見極め、楚軍が痺れを切らして東に退いた機を捉えて追撃し、大破したとする。