百戰奇略後戰第四十
- 要旨: 敵の陣が整い鋭気に満ちているときは戦わず、時間の経過で気力が衰えるのを待って攻めれば必ず勝てると説く。
原則
- 敵の後手に回ってその衰えを待つべきだとする。
史実に見る実践
- 唐の武徳年間、太宗が洛陽の王世充を包囲した際、救援に来た竇建徳の大軍と虎牢で対峙した。
- 太宗は敵が険を渡って騒がしく陣を布くさまを見て統制の乱れを見抜き、あえて動かず敵の気力が尽きるのを待つ策を取った。
- 長時間の対陣で竇建徳軍が疲弊し水を求めて浮足立ったところを見澄まし、宇文士及に偽装退却の合図をさせて敵を誘い出し、一気に攻めかかって竇建徳を生け捕りにしたとする。