百戰奇略地戰第三十四

  • 要旨: 地の利を得ることは兵力の多寡や強弱を超える価値があり、それを欠けば敵味方の情勢を知っていても完全な勝利には至らないと説く。

原則

  • 天の時よりも地の利が重要であり、地形を活かしてこそ寡兵で多勢に、弱兵で強兵に勝てるとする。

史実に見る実践

  • 東晋末、宋の武帝(劉裕)が南燕を討った際、南燕の公孫五楼は大峴の険を占めて晋軍の侵入を阻み、糧道を絶つ策や堅壁清野の策を進言した。
  • 南燕王慕容超はこれを退け、平地に誘い込んで騎兵で撃つという策を選び、慕容鎮の再三の諫言にも従わなかった。
  • 結果、晋軍は大峴を無事に越えて臨朐で南燕軍を破り、慕容超は広固に逃れたが数日で陥落し、燕の地は平定されたとする。