百戰奇略主戰第十七

  • 要旨: 自国の地で敵を迎え撃つ「主」の立場にあるときは、軽々しく戦わず持久策で敵を疲弊させるべきだと説く。

原則

  • 城を固めて糧道を絶ち、敵が疲弊するのを待って攻めるべきで、自国内での戦いでは軽々しく動くべきでないとする。

史実に見る実践

  • 北魏の道武帝が後燕の慕容徳を鄴で攻め、魏軍の前軍が敗れた際、慕容徳配下の別駕(原文表記に従う)は追撃に慎重論を唱えた。
  • 魏軍は遠征で野戦に利があるが深入りして退路がなく、後陣も固いため攻めがたいと分析し、逆に燕は自国の地であるため軽々しく動くべきでないと説いた。
  • 持久して敵の兵糧を尽きさせ、機を見て攻めるべきだと進言し、慕容徳もこれを容れたとする。