封神演義哼哈二将、神通を顕す(第七十四回 哼哈二將顯神通)

黄天祿の捕縛と黄天祥の死

陳奇は妖気で黄天祿を生け捕り、丘引に引き渡す。丘引は傷が癒えると単身で黄天祥に決戦を挑み、頭上に現した紅珠の妖光で幻惑して生け捕る。降伏を拒み罵り続ける黄天祥を丘引は斬首し、遺体を城楼に晒す。知らせを受けた黄飛虎は悲嘆に暮れ、子牙に急報を送る。

哪吒・鄧嬋玉の出陣

子牙は使者から事の次第を知り、哪吒と鄧嬋玉(鄧九公の娘)を派遣する。哪吒は青龍関に到着し、丘引と戦って乾坤圏で肩を負傷させ、丘引を退けて勝利する。

土行孫の潜入と黄天祥の遺体奪還

糧秣を運んできた土行孫は鄧九公の死を知って悲しみ、夜に地行術で関内へ潜入する。牢の黄天祿・太鸞を励まし、城楼から黄天祥の遺体を城外へ吊り下ろして奪還させる。黄飛虎は遺体を棺に納め、三男黄天爵に護送させて西岐へ送り返す。

陳奇との再戦と鄧嬋玉の活躍

陳奇は再び出陣し、土行孫を妖気で生け捕るが、鄧嬋玉が投石で陳奇の顔と背を打ち、陳奇は負傷して撤退する。捕らわれた土行孫は隙を見て地行術で姿を消し、無事に逃げ帰る。

鄭倫の登場と哼哈の対決

三運の糧秣を運んできた鄭倫は、鼻から白気を放って人を倒す異能を持つ。陳奇と一騎討ちするが、互いの妖気(陳奇は口から黄気、鄭倫は鼻から白気)がぶつかり合い、両者とも落馬して引き分けに終わる。

夜襲による青龍関陥落

哪吒の献策で夜襲を決行。土行孫が先に忍び込んで黄天祿・太鸞を救出し、哪吒が城門を破って周軍がなだれ込む。混戦の中、丘引は土行孫の棍で落馬しつつも土遁で逃走し、陳奇は黄飛虎の鎗に討たれて戦死する。黄飛虎は青龍関を平定し、民を安んじて凱旋する。

子牙、汜水関へ進撃

青龍関・佳夢関の攻略成功を喜ぶ子牙は、韓榮に戦書を送る。緒戦で哪吒が王虎を討ち取り、韓榮は敗れて関に退く。

余化の登場

韓榮のもとに七首将軍余化が加勢に現れる。師のもとで新たに「化血神刀」なる凶器を鍛えてきたと語り、翌日出陣して哪吒と一騎討ちとなる。哪吒は劣勢の余化に対して優勢に戦うが、余化が放った化血刀で傷を受け、蓮花の化身ゆえ即死は免れたものの重傷を負って陣に運ばれる。