封神演義青竜関にて飛虎、兵を折る(第七十三回 青龍關飛虎折兵)
三謁の決着
碧遊宮に三度目に駆け込んだ廣成子を通天教主は叱るが、事情を聞くと門人たちを呼びつけて厳しく戒める。「廣成子は三教共立の法旨によって周を助けているのであり、逆らうのは天意に背く行いだ」と諭し、廣成子を無事に帰す。
多寶道人の讒言と誅仙陣
門人たちが引き下がらぬ中、多寶道人が「廣成子は截教を見下し暴言を吐いた」と訴える。真偽を疑う通天教主に対し門人たちが口を揃えて同調したため、教主はついに誅仙・戮仙・陷仙・絕仙の四剣を多寶道人に授け、界牌関に誅仙陣を布いて周軍を阻むよう命じる。
佳夢関の平定
子牙は火靈聖母・申公豹との一件を経て佳夢関に戻る。総兵胡升は改めて降伏を申し出るが、子牙は「弟の死や聖母の介入のたびに態度を変える不誠実な者」として胡升の助命を退け、処刑して関を平定する。祁公に留守を命じ、子牙は汜水関の本営へ帰り武王に戦果を報告する。
青龍関攻防、丘引との激戦
黄飛虎の軍は青龍関に至り、鄧九公が丘引配下の馬方を討ち取る。丘引自ら出陣するが、若き黄天祥が高貴を討ち、続けて丘引を鎗と矢で負傷させる。丘引配下の余成・孫寶も鄧九公に討たれ、丘引は苦戦のすえ関に逃げ込む。数日後の再戦でも黄天祥は鐧で丘引に深手を負わせ、丘引は閉門して出てこなくなる。三日にわたる攻城も落とせず、黄飛虎は兵を退く。
陳奇の左道と鄧九公の死
督糧官の陳奇が丘引に加勢を申し出る。陳奇は口から黄色い妖気を吐いて敵の魂魄を乱す左道の術を使う異人で、鄧九公はこの術にかかって生け捕られ、丘引によって処刑される。黄飛虎はこの報に深く嘆く。
太鸞の捕縛と三兄弟の出陣
続いて太鸞も陳奇の妖術で生け捕られ、丘引の命で牢に留め置かれる。黄飛虎は三男の黄天祿・天爵・天祥を出陣させ、三人がかりで陳奇と激しく渡り合う場面で本回は終わる。