封神演義文王、夜に飛熊の兆を夢見る(第二十三回 文王夜夢飛熊兆)

霊台の造営

  • 文王の布告に西岐の民は感激し、進んで工事に協力する。工賃は日ごとに支払われ、旬月ほどで霊台が完成する。
  • 完成した霊台は壮麗で、文王は満足しつつも、陰陽調和のため池を掘り足したいと考える。
  • 池を掘る途中、白骨が出土する。文王はこれを丁重に高台に埋葬させ、民はその仁徳に感じ入る。

飛熊の夢

  • 霊台での宴の夜、文王は白い額の虎が翼を生やして帳中に飛び込み、台の後ろで火光が上がる夢を見て目を覚ます。
  • 翌朝、散宜生はこの夢を「棟梁の賢臣を得る大吉兆」と解き、殷の高宗が傅説を得た故事になぞらえて祝賀する。文王は賢者を求める決意を固める。

姜子牙と樵夫武吉

  • 磻溪に隠棲する姜子牙(道号飛熊)は、直中に釣り針を曲げずに垂らし「王侯を釣る」と嘯く。
  • 樵夫の武吉と出会い、互いに歌を交わし軽口をたたき合う。子牙は武吉の顔色から「今日城内で人を打ち殺すだろう」と予言する。
  • 武吉は西岐の南門で文王の行列に道を譲ろうとした際、誤って担ぎ棒で門番の王相を撃ち殺してしまう。
  • 文王は先天数により裁くとして武吉を南門に囚える(西岐特有の「地に線を引いて牢とする」制度)。
  • 武吉は年老いた母を案じて泣き、通りかかった散宜生がこれを憐れみ、文王に願い出て一時帰宅を許させる。
  • 帰宅した武吉は母に事情を話し、母は子牙の予言に感じ入り、助けを求めに行くよう勧める。