封神演義西伯侯文王、子を吐き出す(第二十二回 西伯侯文王吐子)
雷震子、追手を退ける
- 雷震子は自らを西伯文王の百人目の子と名乗り、殷破敗・雷開に父の徳を説いて退くよう求めるが、殷破敗は嘲笑して斬りかかる。
- 雷震子は棍を構えて応戦せず、脇の翼で空へ飛び上がり、黄金棍で山の一角を打ち崩して力を見せつける。
- 恐れをなした殷破敗・雷開は朝歌へ引き返すことにし、追撃を諦める。
五関越えと愛馬との別れ
- 雷震子は文王のもとへ戻り、追手を退けたことを報告する。文王は銅符・令箭による正式な出関を望むが、雷震子は時間がないとして自らの背に乗せて飛び越えることを提案する。
- 文王は七年苦楽を共にした愛馬を置いていくことを惜しみ、別れの言葉をかける。
- 雷震子は文王を背負って一気に五関を越え、金鶏嶺で降ろす。師の命により、雷震子はここで文王と別れ終南山へ帰っていく。
帰郷への道
- 単身徒歩となった文王は旅籠に宿るが路銀が尽き、店主の申傑に身分を明かす。申傑は驚いて敬い、驢馬を貸して西岐まで送る。
西岐への凱旋
- 母の太姜は易占で文王の帰還を知り、百官・世子らを迎えに出す。西岐の民は歓喜して迎える。
- 帰途、長子伯邑考の死(醢にされた悲劇)を思い出し、文王は歌を作って悲しみを吐露し、絶叫して落馬する。
- 介抱を受けた文王は喉から肉塊を三度吐き、それぞれ兎の姿となって走り去る。
- 快復後、殿上で文武百官に羑里幽閉と雷震子救出の顛末を語る。
- ある臣が紂討伐を進言するが、文王は君臣の道・忠孝の理を説いてこれを厳しく戒め、あくまで時を待つ姿勢を貫く。
- 散宜生の勧めにより、文王は災祥を占う「霊台」の建設を決意し、布告を出す。