封神演義文王、官を誇り五関を逃れる(第二十一回 文王誇官逃五關)
費仲・尤渾の讒言
- 文王が朝歌を出て一夜戻らないことに驛官が驚き、費仲へ報告する。
- 費仲は自分の保奏で文王が王爵を得た経緯を思い、事が露見すれば自分の身に累が及ぶと恐れ、尤渾を呼んで対策を相談する。
- 二人は紂王に「文王が誇官二日で謝恩もせず勝手に逃げ帰った、謀反の恐れがある」と讒言し、追討を進言する。
- 紂王は当初二人の以前の推挙を責めるが、尤渾の言葉に押され、殷破敗・雷開に三千の兵を与えて追わせることを許す。
追われる文王
- 文王は孟津・黄河・澠池を経て臨潼関へ急ぐが、夜逃げの疲れで足が遅く、追手が迫る。
- 絶体絶命の窮地に陥る。
雲中子と雷震子
- 終南山の雲中子は文王の危機を占い知り、弟子の雷震子を呼んで父を救うよう命じる。
- 雷震子は虎兒崖で兵器を探すが見つからず、代わりに香り高い紅い杏を二つ見つけて食べてしまう。
- 食べた直後、脇に翼が生え、顔つきも青い肌・赤い髪・牙という異形に変わる。
- 雲中子はこれを喜び、雷震子に黄金棍を授けて風雷の術を仕込み、父を救い五関の外まで送るが、共に西岐へは行かせず、紂王の兵を傷つけてはならないと戒めて送り出す。
父子の対面と追手の撃退
- 雷震子は臨潼関付近で文王を見つけるが、異形の姿に文王は最初鬼神かと怖れる。
- 事情を知った文王は、自分が逃官の身であることを気にし、雷震子に追手の将を傷つけないよう釘を刺す。
- 雷震子は追いついた殷破敗・雷開の前に姿を現し、道を阻む。