封神演義方弼・方相、朝歌に反く(第八回 方弼方相反朝歌)
(詩:美人が国を禍し、万民が災いを被る様を詠む一首)
姜皇后の絶命と太子の激昂
黄貴妃が姜環と姜皇后を対決させるが、姜皇后は屈しない。東宮太子殷郊と弟殷洪が駆けつけ、母の惨状に慟哭するうちに姜皇后は絶命する。殷郊は激怒して姜環を斬り、妲己を討とうと剣を手に飛び出すが、黄貴妃に呼び戻される。
紂王の激怒と二殿下への追及
事の次第を知った紂王は、殷郊が剣を持って宮中に踏み込んだことを弑逆の企てとみなし、晁田・晁雷に龍鳳剣を持たせて二殿下の首を取るよう命じる。黄貴妃は二殿下を馨慶宮の楊貴妃のもとへ逃がす。楊貴妃は二殿下を大殿の百官のもとへ送り出したのち、我が身の行く末を案じて自害する。
方弼・方相の反乱
大殿では百官が二殿下を憐れむ中、鎮殿大将軍の方弼・方相兄弟が紂王の無道を叫び、二殿下を背負って朝歌の南門から出奔する。武成王黄飛虎は追跡を命じられるが、二殿下と方弼兄弟に同情し、あえて取り逃がして戻る。
二殿下の離別
方弼・方相は殿下を守り抜けぬことを案じ、途中で殿下と分かれて別々の道を落ち延びる。殿下兄弟も東魯と南都に別れて逃れることとし、互いに再会を誓い合って涙の別れをする。
殷洪と殷郊のその後
幼い殷洪は苦労して南都へ向かう途中、軒轅廟で眠りにつく。殷郊は東魯へ向かう途中、致仕して隠棲していた商容の屋敷に一夜の宿を求め、事の顚末を語る。商容は激怒し、翌日紂王を直諫すべく朝歌へ同行することを決める。
追討の兵
紂王は妲己の勧めにより殷破敗・雷開に三千の兵を与えて二殿下を追わせる。黄飛虎はひそかに老弱の兵ばかりを両将に付け、追跡を遅らせようとする。殷破敗と雷開は三叉路で二手に分かれ、それぞれ東魯・南都方面へ追跡を続ける。