北史卷五十五 列傳第四十三 王峻

王峻

  • 字は巒嵩。靈丘の人。明敏で策略に長け、高歡・文襄に仕え相府佐として北平男に叙せられ営州刺史となった。営州は辺境の賊の脅威に晒されていたが、王峻は斥候を遠くに配し疑兵を多く置いて賊の侵攻を防ぎ、境内を安泰にした。
  • 先の刺史陸士茂が室韋の民八百余人を偽って殺したことで朝貢が絶えていたが、王峻は室韋の要路を押さえて大破し、酋長を捕らえたのち厚遇して放ち、朝貢を再開させた。蠕蠕主庵羅辰の東遷を伏兵で大破し、これを撃退した。尚書に累進した。
  • 河清中、南道行台として禁制品を私に越境させ軍糧を盗んだ罪で処刑・家族没官の判決を下されかけたが、鞭百・除名・甲坊配役に減じられ、家族は赦免された。武平初年、侍中で没し司空を追贈された。