後漢紀巻第十三 孝和皇帝 永元五年 93年
春 大赦と鄧彪の死
- 春正月己亥、天下に大赦した。辛卯、皇弟の劉万歳を宋王に立てた。
- 二月戊戌、有司に詔して内外の厩の馬と上林の池や園圃を減らし、すべて貧民に貸し与えた。
- 甲寅、太傅の鄧彪が薨じた。竇氏が権を専らにしたとき、彪はただ身を守るだけだった。御史中丞の周紆は国の司直にあたる職で、たびたび竇氏に逆らったが、彪は事にかこつけて紆の免職を奏した。世はこの点を非難したが、彪は礼教をよく修めた。
- 二月戊午、隴西で地震があった。
- 三月庚寅、使者を分遣して貧民を巡視させ、倉を開いて食糧を配った。
夏冬 災異と人事
- 夏六月丁酉、郡国に雹が降り、大きさは雁の卵ほどであった。
- 冬十月辛未、太尉の尹睦が薨じた。
- 十一月己丑、太僕の張酺が太尉となった。