後漢書卷八十七 杜欒劉李劉謝列傳第四十七 欒巴

欒巴

  • 欒巴、字は叔元。魏郡内黄の人。道を好み、順帝の代に宦者として黄門令となったが本意ではなく、質直な性格で常侍らと交わらなかった。陽気が通じてのち宦官の職を辞し、郎中から桂陽太守となり、南辺の地に婚姻・喪礼を定め校学を興した。
  • 病により致仕後、荊州刺史李固の推薦で議郎・光禄大夫として杜喬・周挙らと州郡を巡察し、豫章太守として道術で淫祠を破却し妖異を鎮めたと伝わる(廬山廟の神を鎮めた逸話・黄父鬼の害を除いた逸話)。沛相・尚書を歴任した。
  • 靈帝崩御時、憲陵造営で民の墳墓を犯そうとする不正を諫めたが梁太后に容れられず下獄、二十余年禁錮された。靈帝即位後、竇武・陳蕃の輔政下で議郎に復帰したが、竇武・陳蕃誅殺に連座して永昌太守に左遷され、赴任を拒んで竇武・陳蕃の冤罪を訴える上疏をしたところ帝の怒りを買い、廷尉に下され自殺した。子の賀は雲中太守に至った。