魏鄭公諫錄隋主は博物の才ありと答える(對隋主博物有才)
- 太宗は侍臣に、隋の煬帝の文集を見ると博物で才があり、堯舜の風を悦び桀紂の行いを醜として知っていたようだが、その実際の行いは言葉と全く相反していた、これはなぜかと問うた。
- 魏徴は、古来人主の善とされるのは、人を用いる度量を持ち、知恵ある者には謀を任せ勇ある者には戦を任せることにあり、たとえ聡明で聖哲であっても冕旒で耳目を覆い臣下に任せるものだと答えた。煬帝は俊才を持ちながら人君としての度量がなく、才を恃んで驕り物を軽んじたために滅亡に至ったのだと述べた。
- 太宗はこれに同意し、昔漢の武帝も征伐を止めず戸口が半減したが、途中で改め子孫に位を伝えることができた、もし煬帝が早くに悟っていれば滅亡には至らなかっただろうと述べた。