元史卷一百九十五 列傳第八十二 布琳尼敦

布琳尼敦と上都

  • 布琳尼敦は北庭の人。累官して山南廉訪使に至り中興を治めた。中興は江漢の藩屏であり、布琳尼敦は所部を巡按するたびに威惠が行き渡った。至正12年(1352年)寇が中興を犯すと、布琳尼敦は兵をもって抗し賊を多く射殺し、賊はやや退いたが翌日再び衆を擁して東門を襲った。布琳尼敦は力を尽くしてこれと戦ったが捕らえられ、屈せず死んだ。さらに翌日、賊は再び攻めてきて、中興判官の上都が兵を統率して出撃したが、まもなく東門が失守し上都は倉皇として反撃を試み力尽きて捕らえられた。降を求められたが上都は大いに罵り、賊は怒りその腹を刳りその肉を刲って殺した。