元史卷一百九十一 列傳第七十八 許維楨
許維楨(字周卿)
- 許維楨は字を周卿、遂州の人。至元15年(1278年)淮安総管府判官となる。属県の塩城と丁溪塲に二虎が害をなしていたが、維楨が神祠に黙って祈ると一虎は去り一虎は死んだ。祠前一帯は旱魃と蝗害があったが、維楨が祈ると雨が降り蝗害も収まった。
- その年の冬、雪が降らず、父老が「冬に雪がないと民は病が多くなる、どうしたものか」と言うと、維楨は「私が汝らのために祈ろう」と言い、まもなく雪は3尺の深さに積もった。朝廷はその事を聞いて用いようとしたが、44歳で没した。子は殷。