元史卷一百六十五 列傳第五十二 郭昻

蛮洞招撫の名将

  • 字彦高、彰徳林州の人。刀槊に習熟し詩文にも通じた。至元2年(1265年)平章亷希憲の推薦で山東統軍司知事、沅州安撫司同知として溪洞80余柵を招降。播州の張華を討ち、猺・木猫・土獠の諸洞を降した。新化・安仁を復し賊酋張虎を「敵に非ず」と一喝して降伏させ3000余人を帰農させた。褒賞の白金を一切受け取らず行省に納めさせた。
  • 江西の盗を討平し、太平寨を築いて撫州飢饉を賊酋の家資で賑済。広東で盗に遭った際も檄文一つで降伏させ広東宣慰使に至り61歳で没した。子震は杭州路鎮守万戸、惠は江西廉訪司僉事。