元史卷百四十三 列傳第三十 阿榮

治政と数学の才

  • 阿榮、字は存初、竒某氏。父阿勒坦は中書右丞。武宗に仕え宿衛を経て湖南道宣慰副使。飢饉には廩禄を分けて粥を施し、広西の冦乱には静を持って鎮め民心を安定させた。
  • 湖廣行省左右司郎中、吏部尚書、湖南宣慰使、浙東道宣慰使都元帥、天暦初年に吏部尚書、参議中書省事、参知政事、奎章閣大学士、太禧宗禋院使などを歴任し文宗の厚遇を受けた。至元元年(1335年)没。
  • 数学を好み事の成敗・吉凶を予測することに長け、天暦三年(1330年)虞集に「科挙は一度廃されまた復活するだろう」と語り、後にその通り元統三年(1335年)に科挙が廃され至正元年(1341年)に復活した。