元史卷一百三十五 列傳第二十二 布爾噶蘇

布爾噶蘇

  • 布爾噶蘇は托克托台氏。世祖の時、直宿衛として扈従し哈喇章を征し帰る途上、帝が高い丘に駐蹕したとき、河北から舟で来る者を見て「あれは賊か」と左右に問うた。布爾噶蘇が「臣が禦ぎましょう」と申し出て衣を脱いで川を渡り、戈を揮って舟尾の二人を刺殺し、その舟を岸に引き寄せた。舟中の者は狼狽して降参し、帝は左右に命じてことごとく捕らえさせた。哈喇章平定の功により恩賞に与った。子の塔塔古爾は伯克征討に従い功があり、宿衛から武徳将軍に陞りチチクチラグン千戸所のダルガチとなった。叛王納延を討った際、戈を奪って数人を撃ち殺し、額布根を生け捕りにしてその支配下の欽察の民を接収した。武宗の時、懐遠大将軍・元帥に進み卒した。