繹史宮室(宫室)
建物の各部の名称
- (爾雅・釋名より)宮・室・牖・戸・家・序など建物各部の名称と、室内四隅の呼称(奥・屋漏・宧・窔)、それぞれの由来(例:屋漏は、親の死に際し西北隅の屋を撤して薪を焚いた古礼に基づく)を説く。梁・楹・棟・桷など建材の各部名称も列挙する。
- (爾雅・博雅より)階・庭・門屏・牆など建物周辺の名称、廟(東西廂のある建物)・寝(室のみの建物)・榭・臺・楼の区別を記す。廟の規模が身分(天子五・諸侯四・卿大夫三・士二)により異なることも述べる。
門・戸・什器の名称
- (爾雅・釋名・小爾雅・博雅より)門の各部(閾・楔・梁・椳など)、門の種類(応門・観・闈・閨・閤・閎・塾など)とその由来、扉・鍵などの名称を列挙する。牆を塗る技法(泥・堊)や、寝台・簀・簟などの寝具の各地での呼称の違い(方言)も記す。
道・橋の名称
- (爾雅・釋名・博雅より)宮中の通路、廟中の路、堂上・堂下・門外・中庭それぞれでの歩行の呼称、一達(道)から九達(逵)まで道の分岐数に応じた名称、堤・橋の異称(梁・徛)を列挙する。