大唐西域記烏荼國

  • 要旨: 烏荼国は学問を好み仏法を篤く信じる豊かな国で、霊験あらたかな仏塔や海路の要衝の港町を持つと記す。

地理と風俗

  • 周囲七千余里、大都城は周囲二十余里、土地は肥沃で果実は諸国随一の大きさとする。
  • 気候は温暖で風俗は荒々しいが人々は学問を好み仏法を篤く信じるとし、伽藍百余か所、僧徒万余人が大乗を学び、天祠五十か所に異教徒が雑居するとする。
  • 十余か所の無憂王建立の仏塔は釈迦の説法の跡とする。

補澀波祇厘僧伽藍

  • 国の西南境の山中の補澀波祇厘僧伽藍の石塔は霊験あらたかで、供養の花蓋が磁石のように塔に吸い付いて留まるという不思議な現象があるとし、鬼神が建立したものと伝える。

折利呾羅城

  • 国の東南、海に臨む折利呾羅城は海路の交易拠点で、堅固な城壁と多くの寺院を持ち、晴れた夜には二万余里離れた僧伽羅国(スリランカ)の仏牙塔の宝珠の光が見えると伝える。