隋唐演義第五十九回 猛き英雄たちは牢獄で顔を合わせ、奇女子は鳳閣で恩に浴す (狠英雄犴牢聚首 奇女子鳳閣沾恩)
洛陽陥落
李靖に包囲された洛陽は窮迫し、諸将の多くが降伏を考える中、単雄信だけは南門を死守していた。柴紹夫妻が「竇建德の娘・勇安公主」を装って城門を開かせ、娘子軍が突入。単雄信は奮戦するも捕らえられ、王世充も国璽を捧げて降伏した。秦王は洛陽に入城し、竇建德・代王琬・長孫安世・王世充・朱燦らが囚車に集められた。竇建德は世充の未練がましい態度を蔑み、豪傑らしい最期の心構えを示した。
単雄信との再会
秦叔宝は捕らえられた単雄信を程知節とともに見舞い、唐への帰順を勧めるが、雄信は覚悟を語るのみだった。賈潤甫が雄信の妻子を秦母のもとへ送る手配をしていたことも伝えられる。秦王は単雄信ら重要犯を長安送りとする命を下し、秦叔宝・程知節は雄信を自分たちの宿舎に留め置いて丁重に扱った。
凱旋と論功
秦王は洛陽の処理(図籍の接収、倉庫の管理、論功行賞)を済ませ、長安へ凱旋。俘虜(王世充・竇建德・朱燦ら)を伴い太廟に献じた後、朝見した。徐懋功は樂寿の統治を齊善行に委ねたことを報告し、秦王も了承した。
竇后の夢と赦免
竇后は夢に羅漢が現れ「弟子を連れ帰った」と告げられたことを気に病み、秦王から石室の聖僧(唐三蔵)の逸話と授かった偈を聞く。宇文昭儀の解釈により、偈の一句が竇建德の赦免を暗示していると判じられる。唐主は朱燦を斬首、王世充を庶人に落として存命を許した。
竇線娘と花木蘭の直訴
竇建德の処刑が迫る中、竇線娘と花木蘭が縄を打たれ刀を口に銜えて宮門に現れ、父の罪を身代わりに受けたいと願い出る。唐主はその孝心に感じ入り、竇建德を赦免して出家させることとした。竇后は線娘を姪として迎え、木蘭とともに褒美を与えた。竇建德は剃髪して僧となり、孫安祖もこれに従うことを望んだ。
評語
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