隋唐演義第五十回 賊兵を借りて義臣は叛臣を滅ぼし、宮宴を設け曹后は蕭后を辱める (借寇兵義臣滅叛臣  設宮宴曹后辱蕭后)

竇建德の反省

羅芸との戦いに敗れた竇建德は樂寿へ戻り、曹后の諫言を受けて自らの驕りを反省し、詔を発して戦死者を弔い将兵を労わることで軍の士気を立て直す。

楊義臣の合流と范願の帰順

凌敬の説得で楊義臣が正式に協力を約束し、その計略により山賊の頭目・范願も夏に帰順する。楊義臣は夏軍に加わり、宇文化及討伐の作戦を主導する。

聊城の戦いと化及の最期

唐の李靖・魏の徐世勣の計略(間者の潜入、鳥を使った放火、井戸への毒の投入)により聊城は混乱に陥る。竇建德・楊義臣の軍がこれに乗じて総攻撃をかけ、宇文化及・智及兄弟を捕らえて処刑し、煬帝の仇を討つ。

楊義臣の退去

約束通り任務を果たした楊義臣は、竇建德に暇乞いの書状と詩を残して隠棲の地へ去っていく。竇建德は約束を守り、追わずにその意志を尊重する。

曹后と蕭后の対面

竇建德は隋の国宝・図籍を回収し、蕭后を伴って樂寿へ凱旋する。曹后は蕭后を表向き丁重にもてなしながらも、隋の滅亡の経緯や煬帝の後宮での逸話、宇文化及への身の処し方などを厳しく問い詰め、蕭后を追い詰めていく。