帝王略論卷四 宋孝武帝與明帝

宋孝武帝・明帝への評

  • 問い:孝武帝と明帝の二人は、どちらが優れているか。
  • 答え:二帝は残忍な性質という点では体は異なれど心は同じであり、賢良な臣下を誅殺し、宗室の枝葉を断ち切った。内には周勃・陳平のような輔弼の臣がなく、外には晋・鄭のような親族の支えもなく、この大事な帝位を幼く昏愚な後継者に委ねた。そのため斉(蕭道成)が隙に乗じて天下を制することとなり、まる一年も経たぬうちに帝統は移った。宝を固く封じ込めても、それが大盗の資となったに過ぎない。多くの過誤が重なった結果であり、長嘆すべきことである。王朝の傾覆は不幸な偶然ではなく、必然であった。