宋史卷四百六十七 列傳第二百二十六 石得一

皇城司を恣にした残刻

  • 石得一は開封の人。内侍黄門となり累官して内殿承制に至った。神宗時、帯御器械となり龍図・天章・宝文閣・皇城司を管幹、四遷して入内副都知となった。元祐初、成州団練使を領し内省の職を罷められた。御史の劉摯は「得一はかつて皇城を管掌した際、その残刻を恣にし邏者を放って所在に棋布させ穽を張り網を設け、無を有とし虚を実とし、朝廷の大吏や富家の小人にまで飛語が朝夕入り牢に入れられ、上下は惴恐し自ら保つことができず、目を見合わせるだけの状態がほとんど十年続いた」と論じた。左蔵庫使に降せられ卒した。紹聖中、随州観察使を贈られた。