宋史卷四百五十九 列傳第二百十八 劉愚

謙靖先生

  • 劉愚、字は必明。衢州龍游の人。太学で名声を博し柴瑾・顔師魯・林光朝に重んじられた。江陵府教授として講義を好み、葉適・項安世と交わった。安郷県令として賦税の実状を調べ寛限を与え、飢饉には常平米を独断で放出し民を救った。范仲淹旧跡に祠を建て学を興した。丞相余端禮の招きにも応じず致仕、著書に『書』『礼』『語』『孟』の解がある。83歳で没し「謙靖先生」、後に「靖君」と諡された。妻徐氏の逸話(富家への再嫁を拒み劉愚に嫁いだこと)も伝わる。