宋史卷四百五十二 列傳第二百十一 魏彦明

魏彦明

  • 開封の人。延安府通判。建炎二年、金人が府の東城を陥落させたが西城はなお堅守した。金人が兵を集めて鄜延に入ると、王庶は鄜州から救援に向かい、統制官の龎世才は延安からの来路を防いだが天の大雪の中で世才は敗れた。以後金兵は西城を専ら包囲した。包囲の初め、彦明は権府事の劉選と分担して守り、彦明は東壁を担当、家財を空にして戦士に賞を与え、金人は近づかなかった。王庶の子・道は弱冠にもならぬうちに老弱を率いて城壁に登った。金人は昼夜十三日にわたり攻め、城が陥落すると彦明は子城の楼上に座しており、金人は家族もろとも捕らえ速やかな降伏を促した。彦明は「わが家は宋の禄を食んできた、犬畜生のようなお前たちがわが君に背かせられるものか」と答え、婁宿は怒って殺した。詔により中大夫を贈られ一子が登用された。