宋史卷四百四十四 列傳第二百三 王無咎

生涯

  • 王無咎、字は補之。建昌南城の人。進士に及第し江都儀真主簿・天台令を歴任したが官を棄てて王安石に学び、妻子の衣食にも困窮するほど学問に専心した。南康主簿を得るもまた棄て、書を好み学に努め寒暑を問わず数百人の門人を集めた。王安石が政を執ると京師で多くの士大夫が交遊を求めたが、人と交わりを結ぶことは少なく、安石とだけは意気投合した。安石が「守道安貧にして長く棄用されていない」とその文行を朝廷に推薦し、国子直講を命じられたが辞令が下る前に46歳で没した。