宋史卷四百四十 列傳第一百九十九 李度

生涯

  • 李度、河南洛陽の人。周の顕徳年間に進士に挙げられた。詩に巧みで「醉輕浮世事老重故鄉」の句がある。
  • 翰林学士申文炳が知貢挙のとき、枢密使王朴がその詩句を書き送って推挙し、文炳は李度を第三人に抜擢した。永寧県主簿を振り出しに殿中丞・知歙州を歴任したが、事に連座して絳州団練使に左遷され、十年不調のままとなった。
  • 歙州在任中に自作の詩を石に刻んでおいたところ、その拓本が宮中に伝わり太宗の目に留まり、召見されて虞部員外郎直史館に抜擢、緋を賜った。
  • 端拱初、籍田の礼が終わった際、交州の黎桓への加恩の国信副使として派遣され、太宗が詩を賜って行を送った。交州に至る前、太平軍の駅舎で57歳で没した。任地の南遊の際には各地の図経を借りて名勝を見て詩に詠み、「奉使南遊集」として編もうとしたが未完のまま没した。
  • 弟の康も詩に優れ、太平興国二年進士に及第し、官は太子右贊善大夫に至った。