宋史卷四百三十七 列傳第一百九十六 廖徳明

廖徳明

  • 字は子晦、南剣の人。若くして仏教を学んだが、楊時・朱熹の書を読んで転向した。乾道年間の進士、知莆田県として淫祠取締り、権勢者による邑地の割譲要求を拒否した。知潯州の治績で推薦を受けたが固辞した。
  • 広東提挙刑獄として権要を憚らず弾劾し、私的推薦の依頼を拒否して公正な人材登用を実践した。盗賊平定の武功もあった。広州知事、吏部左選郎官を経て致仕した。
  • 潯州教授の頃から聖賢の心学を講じ、南粤(広東)では朱熹『家礼』を刻し師悟堂を建てて教化に努めた。「三代の直道を行うのみ」を仕学の要諦とした。著書に『槎渓集』がある。