宋史卷三百五十三 列傳第一百十二 程之邵

経歴

  • 程之邵、字は懿叔、睂州睂山の人。曾祖父程仁霸は獄事に陰徳ありと伝わる。新繁主簿として熙寧の募役法を巡り「一邑の役は一邑の力で負担すべき」と使者を説得、熊本の蜀道視察で「役法の運用は之邵の力による」と称賛された。
  • 三司磨勘官として数十万緡の隠匿を摘発、副使蹇周輔の江嶺塩統制に従事、周輔の失脚に連座するも復帰。䕫路転運判官として強横な太守を弾劾、大寧井塩の官民配分を改め商賈流通を促進、秦蜀茶馬公事主管として黎州買馬の弊害を革め良馬の獲得数を増やした。
  • 鳳翔府知事として火災を装った殺人事件を摘発、鄭州知事を経て茶馬市場を管理し茶課四百万緡を得た。童貫の熙岷用兵を支え兵糧を先行手配し十万騎三百日分の食糧確保を報告して徽宗に喜ばれた。顕謨閣待制として熙河師事を摂理中、敵の熙河侵犯に対処して病を得て卒した。功績評価前に亡くなり、龍図閣直学士を追贈された。子の程唐は寳文閣学士に至った。