宋史卷三百五十二 列傳第一百十一 薛昻

経歴

  • 薛昻、杭州の人、元豊八年進士。太学博士から殿中侍御史・起居郎・中書舎人・給事中兼大司成。学識に乏しく史記・漢書に依拠する士子を退けたため哲宗に「俗佞」と評されたが、翰林学士を経て刑部・兵部尚書、大観三年尚書左丞。
  • 蔡京への追従は極端で、家族にも京の諱を犯さぬよう鞭打つほどであった。門下侍郎から資政殿大学士・知應天府に至るが靖康初に糾弾され金紫光禄大夫致仕、杭州軍乱の際は勝手に州事を掌握し徽州居住に落とされた。王安石学派で、詩を安石に代作してもらい恥をかいた逸話が残る。