宋史卷三百五十 列傳第一百九 張蘊

経歴

  • 張蘊、字は積之、開封の将家の人。劉昌祚に従い霊州で矢を受けても抜いてなお戦った。安南征討では富良江を先んじて渡り、蠻の巫師を射殺して士気を鼓舞。京西・涇原の将、綏徳・懐寧・順寧軍等六城を統括し備蓄三十万斛に至った。
  • 宥州攻略で夏軍の鉄騎を長城嶺の伏兵で破り、順寧の夏侵攻も待ち伏せで撃退し多数を俘斬した。皇城使・栄州刺史・成州団練使・通州防禦使・開徳河陽馬歩軍副総管に累進。顕肅皇后の実母が再嫁した鄭氏の縁があり、徽宗が恩顧をかけようとしたが再三固辞し賢と称された。年七十三で卒し感徳軍節度使・諡榮毅を贈られた。