宋史卷三百五十 列傳第一百九 王光祖
経歴
- 王光祖、字は君俞、開封の人。父王珪は「王鉄鞭」と称され好水川で戦死。供奉官閤門祗候から沿辺安撫都監、界河巡検となり、契丹の浮橋建設という威嚇に対し単舟で応じ「使者を得たいだけ」と喝破、子の王襄を使者として応対させ信を得た。呉充に功を賞すよう進言されるも一時罷免、後に真定鈐轄に復した。
- 梓夔渝獠の叛乱討伐では熊本の下で三道分進の後軍を率い、夜間の険路踏破で敵を奇襲し功第一と評価された。吐蕃の茂州包囲では王中正の求めに応じ単独出撃して勝利、乞弟討伐にも従軍、四方館使・知瀘州・瀘南安撫使に至り、客省使・嘉州刺史、涇原河東定州路副総管を歴任して卒した。