宋史卷三百五十 列傳第一百九 劉紹能

経歴

  • 劉紹能、字は及之、保安軍の人。世々諸族巡検を務めた家柄で、父劉懐忠は元昊の招誘の印を毀し使者を斬った忠節の士。父の死後、右班殿直に録され夏軍を破って功を重ね、洛苑使・英州刺史・鄜延兵馬都監に至り、内属者が漢官と同等に扱われる先例を開いた。
  • 元豊西討で神宗に糧秣確保を優先すべきと献策し二軍を統率した。世々辺将として敵に忌まれ讒言を受けたが、神宗自ら「紹能は戦功最多・忠勇第一、夏人の讒謀に過ぎない」と手詔で庇護、四十七年の在辺で大小五十戦を戦い皇城使・簡州団練使で卒した。