宋史卷二百九十七 列傳第五十六 曹脩古
諫言の数々
- 曹脩古、字は述之。建州建安の人。進士より起家し祕書丞、監察御史。法令執行・故事の吟味・人材の登用・忠邪の弁別の四事を上奏。唐の貞観の致仕制度に倣い、七十歳以上の官吏に自ら申告させ致仕させる制度を建言、制度化された。
- 御史台の権威を侮った宦官を弾劾し帝に笞刑を命じさせた。晏殊が人を殴り歯を折った事件を弾劾。占星の妄言を過度に罰することへの反対。翡翠羽の宮中調達の禁止、塔廟造営費の抑制を進言。
- 太后の甥劉従徳の死に伴う縁戚・使用人約八十人への過剰な恩賞を、楊偕・郭勸・段少連と共に弾劾し、太后の怒りを買って衢州へ左遷。太后没後、忠節を惜しまれ右諫議大夫を追贈された。家貧しく葬儀費用は賓客の醵金による。弟の脩睦も廉直で知られ、甥の覲は封州で儂智高の乱に死んだ(忠義伝に見える)。